題名は『にーさんにーはち』と読みます。 虐待されて里親に引き取られたエッジ（ギャル男）が、今なうで虐待されている虎獣人の少年ジンタとたまたま出会います。 エッジはみんなの心配をものともせず、ジンタを救ってしまうのでしょうか？ どうしてエッジは自分の手でジンタを救う事に拘るのでしょうか？ エッジが残した「23歳から28歳まで書く予定だった日記」を通じて、みなさんにエッジの真実を知って頂けたら嬉しいです。 このお話は「酷い虐待をされたからと言って、闇落ちするのは意外に稀……。それに、こんな辛い思いをして幸せになれる訳がないって心から思うんだけど、それはそれとして救われるルートがあるんだとしたら絶対に知りたさもある」という絶妙な気持ちから書いたものです。 虐待する側、される側、どちらにも手を差し伸べる方々を別世界の存在ではなく、私たちと同じ世界の住人で、ある程度は理解可能で、私たちと同じように幸せになりたい存在なんだと受け取って頂けたらとても嬉しいです。 私の創作生涯の最高傑作。 これ以上の小説作品はありません。 【サイズ】A6 【ページ数】234P 【オマケ】エッジの証明写真風の絵葉書1枚