総合文芸批評誌『ごっ魂ぜ』vol.4 Dark Edition(増補改訂版)
Physical (worldwide shipping)
- Shipping Date (Approx): 2025-10-08Ships within 3 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)530 JPY
Physical (ship to Japan)
- Shipping Date (Approx): 2025-10-08Ships within 3 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)530 JPY

本誌は2024年5月発行「ごっ魂ぜ vol.4」の増刷にあたって、同誌の特集「弱者男性文学」を拡充したものである。 しかし彼らの全体像というのは実のところ、誰も正確に捉えきることができないのではないか。むしろ、把握できてしまった瞬間、彼らのことを語る目的や意味は喪失してしまうのではないか。 弱者男性の(自称・)当事者の傷や欲望の襞から立ち上がる独自性に、被当事者なら彼らの曖昧な虚実性を分かりながらそのうつろいの中でそれを語る痛気持ち良さ(=文学性?)には、面白みがあるのは確かだろう。今回の増補改訂版を手にとった方にそんな気付きを得てもらえれば幸いである。 特別寄稿に政治経済評論家の池戸万作氏、作家の豊洲銀行網走支店氏を迎えた総合文芸批評誌第4弾の新装版。新たに弱者男性に関するエッセー、論考を加えたヴァージョンアップ版となります。よりダークな仕上がりを目指し、黒を基調とした表紙、弊誌初のマットPP、小口染めを応用した技術の採用など装丁にもこだわった逸品です。是非お手にとって弱者男性文学をお楽しみください。 ・A5 ・156ページ(本文152ページ) ・900円(本体530円+送料370円) ・目次 巻頭の辞・特集「弱者男性文学」増補改訂に寄せて 特集*弱者男性文学======== 【エッセー】 ゆうもの 『2040年問題と弱者男性論について』 アラサーちゃん 『一番かわいそうなのは誰か』 【論考】 大村壮太 『弱者性時代のパラドックス:なぜ私たちは「弱さ」を競い合うのか』 池戸万作 『弱者男性を救う経済政策とは?』 池田ハルミ 『弱者男性よ、時代を撃て』 【小説】 豊洲銀行 網走支店 『ある課長の転落』 干辺那比陀 『寂照振爛テトラルキア』 檜澤昌子 『街灯と黒ネコ』 立花希実 『スリープレス・ドーターへのノート』 十立芥子業 『彫刻(一)くろいりゅうのはなし』 【檄文】 社不途 『お前らもっと命を粗末にしろ』 ================ 【対談】 面堂英輔・生井亮 『新しいメンズエステのデザイン』 【小説】 豊洲銀行 網走支店 『六時四十五分』 梨本葉奈瀬 『(アン)ハッピー=シュレッド=クローズド=ワールド』 【翻訳】 テオフィル・ゴーティエ/訳・早瀬麻梨 『包囲下情景集 第二章「船旅」後半』 【論考】 藤井良彦 『学校哲学』 【リレーエッセー】 池田ハルミ 『ちいさい魂見つけた②――クマさんのこと』 ◆◆◆ 執筆者紹介 初版第1刷発行 2024年5月1日 増補改訂版発行 2025年9月15日 企画・編集・発行 「ごっ魂ぜ」編集室 gottamaze2022@gmail.com X(旧Twitter)@got_tama_ze 印刷・製本 ちょ古っ都製本工房(株式会社ちょこっと、京都市伏見区西桝屋町1035-2) 巻頭言 池田ハルミ・杉山敦紀 表紙 笹本パンダ コラージュ 早瀬麻梨 ロゴ クロマチゲン 落丁・乱丁があればお取替えします