分業構造の崩壊と再統合 ― 生成AI時代の音楽制作における創作プロセスの再編成 ―
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📘 分業構造の崩壊と再統合 ― 生成AI時代の音楽制作における創作プロセスの再編成 ― 🧩 全48ページ/PDF版/ZINE形式/個人論文 作詞・作曲・編曲・演奏・MIX・ビジュアル── それらはもう「複数人の役割」でなくてもいい。 生成AIの出現により、「ひとりですべてを創り、届け、記録する」新しい創作者像が現れつつあります。 本論文は、音楽制作における“分業”の終焉と、“統合された創作主体”の台頭を、理論と実践の両面から多角的に検証する試みです。 ⸻ 🔍 内容概要 • 20世紀的な“役割分担”モデルは、なぜ崩壊し始めたのか? • 非演奏型作曲とは何か?プロンプト=楽譜という構造とは? • 作詞 → プロンプト → AI作曲 → セルフカバーという制作循環 • 生成AIと著作権、人格の分離、再演の戦略とは? • 表現者であり記録者である“個人の創作主体”が成立する理由 分業から再統合へ── このZINEは、現代の創作を根底から見直すための試論であり、実践記録です。 ⸻ 📚 構成(全14章+補論・用語集) • 第1章:分業の成立と限界 • 第2章:生成AIによる構造変化 • 第3章:非演奏型作曲とプロンプト制御 • 第4章:作詞主導プロダクション • 第5章:プロンプト=楽譜という概念 • 第6章:再統合される創作工程 • 第7章:セルフカバーによる再演 • 第8章:映像・視覚制作との連動 • 第9章:架空人格と実作者の分離 • 第10章:著作権と責任主体の再定義 • 第11章:創作倫理とフェイク問題 • 第12章:短命化する音楽と対抗戦略 • 第13章:教育・学習構造の再設計 • 第14章:統合された創作の未来 • 補論:再統合構造の理論的位置づけ • 付録:参考文献・用語集・索引つき ⸻ 📎 書誌情報 • フォーマット:PDF(48ページ) • 著者:一ノ瀬 伶 • ジャンル:創作理論/AI音楽論/批評的ZINE • 発行:2025年 ⸻ 🔗 関連リンク • 理論のベースとなる記事:https://note.com/0027_v/n/nd695fcd57372 • 姉妹編:『ゼロからはじめる 言語による作曲』教材(近日公開) ⸻ 音楽は「弾ける人の特権」から、「書ける人の言語表現」へ── この論文は、生成AI時代の“創作のかたち”を問い直すための、記録であり提言です。