『本と祈りの乙女』シリーズ三作目。
セーニャが修行の旅に出てから四年が経過していた。その隣には一緒に旅立った幼馴染みのマカネはいない。代わりに精霊を連れていて、少しだけ真面目に仕事をするようになっていた。
セーニャと精霊はある日、同じ朗読家で精霊を連れた青年と出会う。しかしどうやら精霊の体調が思わしくないらしい。死者の魂である精霊が病に罹るのかと焦る青年。その青年にセーニャは言った。
「精霊だった病に罹る。寝てれば治るよ」
しかし数日経っても具合はよくならず・・・・・・。
A5 30P
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