まるで、蜃気楼のようだと思った――。 西の地から大国メルデクタを目指す旅人マルグリットは、旅の資金調達のために砂礫の街で街娼をしていた。マルグリットの『仕事場』を偶然通りかかった青年スィラージュはその境遇に心を痛め、無償の善意から一晩の宿の提供を申し出る。提案に応じたマルグリットは青年の大きな背を追い、稀雨の雑踏を往く。 ------------------------- ※B5/表紙裏表紙込40P/R15程度の性描写・暴力表現があります ※1巻はchapter1を収録。全5巻くらいで完結予定（願望）です。 ------------------------- 砂漠の街で偶然出会ってしまった『原因不明の他害癖持ち誠実おにいさん（砂漠の街の一般市民）』×『自己再生能力持ち半不死身体質 性別不詳僕っ子（街娼）』が一夜の過ちを経て約束されしバッドエンドへ突き進むお話です。性別不詳っ子の性別が確定する描写は最後までありませんので男、女、両性別、無性別、カントボーイ、女装っ子、ふたなりっ子、その他あらゆる解釈で読んでいただいて大丈夫です。2巻以降、おにいさんの方にも性別不詳っ子の方にもモブとの性的な描写が出てくるのでご注意ください。 【この作品に含まれるもの】 ・体格差 ・襲い受け ・逆レ ・幸が薄い性別不詳僕っ子 ・体が薄い性別不詳僕っ子 ・悪気なく下半身と人生を破壊してくる性別不詳僕っ子 ・でかいおにいさん ・短髪おにいさん ・善良誠実おにいさん ・おどおどするおにいさん ・不憫おにいさん ・闇堕ちおにいさん ・NTR ・モブレ ・依存 ・執着 ・同情 ・バッドエンド