






# この本は? 本書は **目的が異なっても同じチームで作業すること** にフォーカスした本になります。 # 本著の内容 この本は筆者がリーダー/マネージャーとしてもメンバーとしてもチームで活動してきた筆者の経験を通して、異なる目的を持った人の集団(チーム)でも同じ方向に向かっていくときに大事だなと感じたことをお伝えする本です。**内容としてはプロジェクトマネジメントとチームビルディングが中心**となっています。 ## 同じ夢ではなく異なる夢 先に挙げた図は「チームの方向性を揃える」みたいな文脈でよく出てくるイメージかと思います。意味合いとしてはチーム全員の向く方向をチームで向かいたい方向に揃えることで、大きな推進力が出るのでそうすべきという内容です。しかし、本著の内容では向きを揃えません。**異なる夢を見ながら同じ船を進める技術**について紹介する本となります。 ## なぜ異なる夢なのか 当然同じ夢を持つ人で船を漕いだ方が良いでしょう。しかし、これには大きな問題として**「実際には同じ夢を持った人が少ない(いない)こと」**があると思います。労働者不足の昨今だとこれは無視できない問題です。また個人的にも異夢同船は本当に実現できないのか?と思っていたので今回できるならどうやればいいか?をアウトプットしてみました。 # この本で得られる効果について この本を読むことで次の効果を期待できます。 * やりたいことが異なってもチームで同じ方向を目指す方法を学べる * チームの基本はコミュニケーションだと理解できる * チームはリーダー/マネージャーだけが作るものではないと理解できる * チームでの作業を成功させるポイント * マネジメントは管理するだけではないと理解できる あなたの「多種多様な人とチームでうまくやっていきたい」、「発生する問題を解決したい」、「みんなで楽しく作業したい」という思いに少しでも応えられたのなら、こんなに嬉しいことはありません。 # どんな人向けか 本著はチームで作業する可能性があるすべての人向けとなっています。つまりこの本は**メンバーも含めた全てのチームに関わる人向け**の本となります。もしかしたら「チームのことを考えるのはリーダーやマネージャーの役目でしょ」と思われる方もいるかもしれません。役目や役割という観点ではそういう考えもあるかもしれませんが、チームで作業してその成果を提供する責任はリーダーやマネージャーだけの責任ではありません。もしモヤっとするのであれば、ぜひ本著の該当部分だけでも読んでいただければ幸いです。 ## 対象のチーム規模 主に二人から十数人程度のチームまでを想定しています。数十人や数百人を超えるチーム、というより組織に関しては本著の対象外となります。とはいえ、組織も分解していけば人と人とのコミュニケーションですし、解決すべき問題の中にはチーム単位のものも多くあるはずです。そういった観点でお役立ちいただけるかと思いますし、組織内に配るという形でもいいかなと思います。






