自作ゲーム"Brutal Complex"の小説版、第一章です。 ※文字数約19387文字。 ※第三章で完結の予定です。 ※第三章を売る際には、完全版として一、二、三章をまとめて完全版として販売する予定です。 ※本作の内容はゲーム版のエンドの一つをなぞる予定です。 内容 小泉菜々、佐藤文彼、高橋音流の三人は川辺の秘密基地で平和な毎日を過ごす。佐藤君は絵を描く。音流ちゃんは音を奏でる。三人の過ごす時間は、川辺の風や水の音と重なり、穏やかに流れていく。怖いこともあるけれど、私たちならきっと大丈夫だと思った。 「身体に滴る汗や、かおる風が気持ち良い。佐藤君が絵を描いて、音流ちゃんは音楽を奏でる。私は……その辺にあった良い感じの形の棒を指揮棒にして振り回して……私たち三人はすごい能力を持った集団な感じがした。佐藤君は生き生きとして、スケッチブックの上に鉛筆を滑らして、音流ちゃんは鍵盤の上で誘われるように指を揺らした。」