【PDF版】JINX PROGRAM 日本語版 No.6
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本の長さ:51ページ Theodore Annemannが刊行していた歴史的マジック誌『THE JINX』。本書は、その誌面で展開されていた「Suggested Programs」コーナーをもとに構成されたシリーズの第6巻です。 本巻が扱うテーマは、マジックの最も身近でありながら奥深い領域である「完全即席」。手元にあるレギュラーデックだけを用い、20分から30分に及ぶ一本のショーを構成するための、合計10トリックからなる即席カード・ルーティンを解説しています。 現代のマジック界において、即席のカードトリックは巷に過剰なほど溢れており、供給過多のジャンルと言えるかもしれません。また、本書には英語圏特有の性質に依存したスペリングトリックが含まれており、国内での実演という点においては、演じづらさや言語の壁といった難点があることも否めません。さらに、収録作の中には『No.1』に掲載されたトリックとの重複も存在します。 しかし、そうした現代の実用面における欠点を差し引いても、本書が持つ歴史的な資料価値は極めて偉大です。今やカードマジックの偉大な古典となったStewart Jamesの名作「ミラスキル」の貴重な初出解説が、当時の空気感をそのままに収録されています。そして何より、本シリーズの冊子としては当時「No.5」までしか刊行されておらず、本作は熱心な研究家でなければその存在すら知られていなかった、まさに“幻の第6巻”なのです。 既刊と同様に挿絵は皆無であり、内容は一貫して硬派そのもの。文字とロジックだけで構成された解説を読み解くには相応の熱量が必要となります。ですが、単発のトリックを覚えるだけでは決して到達できない「30分間、観客を魅了し続けるための構成力」の深淵は、ただ読んでいるだけでも知的な興奮に満ち溢れています。 「時代を超えて普遍的な価値を持つ、ショーの構成力を学びたい方」、そして「クラシック・マジックの歴史に埋もれていた“幻の一編”を紐解いてみたい方」に、自信を持っておすすめするロマン溢れる重厚な一冊です。 ■目次 即席カード・ルーティン 1 コンポジット・ルーティン 2 フォロー・ミー 3 クィア・クエスト 4 サブコンシャス・ミステリー 5 アドリブ・スペリング 6 ジョーダン・プラス・ガーディナー 7 ミラクル・スペラー 8 ストーリー・オブ・クライム 9 ミラスキル 10 トーン・デック・トリックの起源と歴史(No.1にも収録されています) あとがきと各トリックの感想



