【DL版】シベリア抑留詩集・回顧録 凍土
- 1.詩集(無料版)Digital0 JPY
- 2.詩集・回顧録Digital500 JPY
- 3.別冊Digital200 JPY

1945年の終戦後、満州に残された日本軍兵士たちを待ち構えていた運命は極寒のシベリアでの強制労働だった。厳しい労働に倒れゆく仲間、尋問、飢え…… 本シリーズは足かけ5年間のシベリア抑留を経験した中村毅による詩および回顧録となります。 また、シベリア抑留のみならず、召集以前に勤務していた満州飛行機製造の勤務記、関東軍での通信兵および特務機関員としての従軍記も掲載しました。
1.詩集(無料版)
1945年の終戦後ソ連に捕らえられ、1950年までのシベリアでの強制労働(シベリア抑留)の追憶詩集。
2.詩集・回顧録
本作は中村毅が1945年に満州にてソ連に捕らえられ強制労働に従事し、1950年復員帰国するまでの記憶を詩にした「シベリア抑留の歌 凍土」に加え、1940年に満州飛行機製造入社後、陸軍航空技研嘱託を経て、1943年関東軍第四航空通信連隊での通信兵勤務、情報部教育隊通信班第三班長を経てシベリア抑留、復員までの回顧録を記載しました。
3.別冊
【文書でたどる中村毅の足跡】 本章ではソ連抑留者個人名簿類および日本国内公文書、各先行研究を元に中村毅はシベリア抑留の過程でどこにいたのか、その道のりを追っていく。 【満州飛行機製造略史と試作機MT-2】 満州飛行機製造(満飛)は1938年から1945年まで満州奉天に存在した軍用機を主とする航空機製造会社であるが、その概略は不明な事項が多い。(Wikipediaの該当項目に誤りが多い) 本章では戦後に出身者によって編纂された『満洲飛行機の思ひ出』を底本とした、満飛の略史および幻の試作機MT-2について述べる。
筆者略歴
1921年5月 福岡県京都郡にて出生。 1940年4月 満州国奉天満州飛行機製造入社。 同年10月 同社東京国立分室に配属。陸軍航空技術研究所嘱託。 1943年4月 陸軍入隊。関東軍ハルビン第四航空通信連隊 通信兵 1945年3月 ハルビン関東軍情報部教育隊配属。 1945年8月15日 阿城にて終戦を迎える。 同年11月 イルクーツク州タイシェト第八ラーゲル収容 同地でバイカルアムール鉄道敷設に従事。 その後、幾つかの収容所を転々とし様々な労働に従事。 1950年4月20日 ナホトカから信濃丸にて帰国。22日舞鶴港着、復員。