ある夜、石切丸は縄張りの山でがりがりと細い子供を拾った。 　子供は魔女を殺しに来たという。子供は誇り高い戦士であり、名は青江だという。 　そんなことより子供はもっと太るべき。と彼に食べさせ、山の暮らしを教え、銀のナイフを与えて慈しむ石切丸。 　懸命に育つ青江は日々を重ねるうちに健やかに逞しくなり、魔女と呼ばれる石切丸もゆっくりと人間らしい感性を表すようになる。 　しかしある年訪れた魔女狩りは、彼らの暮らす山に火を放った。山を守るため自らを差し出す石切丸。逃がされた青江は、ある決意へと行き着く。 ---　---　--- 石かり本　ファンタジーパロ？設定　A5サイズ　48ページ 咲く砌の青き華 (COMIC CITY SPARK13) にて発行した冊子です。 ・「魔女集会テンプレのアレを好みの味で煮込んだらコレ」といった感じの趣味全開の魔女パロです。微妙に和でファンタジーな世界。普通に男士たちが魔女(♂)。 ・のんびり山暮らしとご飯へのあくなき探求。 pixivにて公開（ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10209327 ）しているふたり暮らし部分に、魔女狩りによる襲撃と別離、青江の大成と奪還から「こうして魔女と魔女は穏やかに暮らしました」までを追加した内容です。