【仕様】文庫/142p/￥1,100　カラーカバーつき ※イベント価格とは異なります。ご注意ください。 詳しいサンプルはこちら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12109837 【あらすじ】 ユーリにとって、その事件の始まりは、自身に入った一本の電話だった。 「そこにヴィクトルはいるか」 ヤコフから急いた様子で問われ、何事かと聞き返せば、曖昧な返事とともに、今日は家から出るなと告げられる。一方的な言い分に釈然としない思いを味わっていると、直後にオタベックからの連絡がある。固い声で告げられたのは、海外から出た、衝撃的なニュースだった。 匿名の告発者によりもたらされた、ロシアフィギュアスケート界における、国家ぐるみの集団ドーピング。 さらに電話口から語られたのは、ドーピングに関与したと告発されている施設の名前。 ……その中には、ヴィクトルが昔いたクラブの名前があった。