『廻る魚は胎の中』と、後日談『死んだ人魚を孕みたい』の2冊セット。
・『廻る魚は胎の中』
正方形|18ページ
少年の母は病に倒れていた。それを治すには湖の魚を毎日「100匹」食べさせなければならないという。少年はもう一度母の笑顔をみるために、毎日湖の魚を採りに行く。しかし、その魚は母が産み落としたものだった。
・『死んだ人魚を孕みたい』
正方形|16ページ
小説家、奇原月終は「人魚を食べた人間がいる」という噂を聞きつけて旅立つ。どうにかたどり着いた湖の湖畔に住む少年と出会い、噂の聞き込みを始めた。