そは汝がために鳴るなれば
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たとえ、この世界の全てが偽物だったとしても。 欅坂46の楽曲をモチーフにした長編SF百合小説。 ※この物語はフィクションです。楽曲からオマージュされた作品であり、当グループや所属メンバー、卒業・脱退メンバーとは全く関係がありません。 〈あらすじ〉 周囲に溶け込めないと思いつつも普通に生きてきた少女・柊由真は、ある日、学校帰りに乗った環状線で事件に巻き込まれる。 激しい頭痛と共に頭の中に流れてきた映像。 その映像の中には、この世界にはあり得ない、「傷を持った少女」が映し出されていた。 少女の傷に惹かれた由真は、次の日学校で優等生・渚寧々に話しかけられる。 「――続き、見たい?」 そして寧々によって、由真は自分が生きる世界の真実を知らされる。 この世界は仮想現実。この世界にあると思っていた全てのものは、本当は存在しない。 そしてこの仮想現実を作った人工知能・スキュラによって、この世界は壊されようとしている。 真実を知らされた由真は、戸惑いながらも環状線の事件のときに見た映像、つまりかつての世界・カリュブディスて作られたという映像の続きを見ることを望む。 しかし世界は由真の与り知らないところで大きく動き始めていた。 旧世界の映像は、人工知能・スキュラに対抗するための力の覚醒を誘発させるものであった。 スキュラに従う大人たちは、力の覚醒を阻止するために事件の被害者の記憶を消去しようとする。 由真はそれを拒否し、学校を飛び出してしまう。 その日の夜、由真は寧々の読み通りにスキュラに対抗するための力を目覚めさせる。 力を得た由真は、否応なく世界の存亡を賭けた戦いに巻き込まれていく。
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