挽歌 -小説 嵯峨天皇- 第一部 前・後編2冊組
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「くれぐれも、兄弟仲良くな」 にこやかに言って頭を撫でる父帝(桓武帝)が、実の弟を無実の罪で殺したことを神野は知っていた。朗らかであでやかな母乙牟漏と、十二歳年長の兄で皇太子の安殿。彼らの愛情を信じてはいても、周囲で次々に起きる不吉な出来事は、幼い神野の心に暗い影を落とす――― ☆ 後の嵯峨天皇(神野親王)の幼少期からその死までを描く創作歴史小説です。兄である安殿(平城天皇)への複雑な想いや、臣下となる藤原冬嗣(北家)、良峰安世(異母兄)、藤原三守(南家)らとの友情がメイン。二部構成で長編ですが、お付き合い頂ければ幸いです。 第一部は薬子の変までを収録。文庫版。前編258頁、後編234頁。簡単な系図や人物紹介などを載せた参考本20頁がオマケでつきます。 本文は「小説家になろう」で公開しています。 https://ncode.syosetu.com/n4729fr/