ぐりとぐらぁき
- Digital500 JPY

はじめに このシナリオは"新クトゥルフ神話 TRPG"に対応したシナリオで、プレイ人数は3~5人、プレイ時間は探索者の作成を含まない場合、4~5時間程度だろう。 シナリオの時代設定は現代のイギリス、場所は架空の都市ブリチェスターだ。 本シナリオの流れとしては、UMA を見に湖にやってきた探索者が、次々と発生する神話的事象に巻き込まれていく内容となっている。 探索者は、UMA の目撃情報を見てブリチェスター湖に行こうと思える人間であれば、特に制限はない。 最寄りのブリチェスターの街から16km ほど離れたブリチェスター湖へ行くには大きく弧を描く道が一本あるが、バスや電車など交通の便はない。 そのため、徒歩、自転車、バイク、車、タクシーなどを使って自力で行く事になり、車で30分、自転車で1時間、徒歩なら4時間程度だ。 湖は丘と森に囲まれているため、虫はもちろん、運が悪ければ野生動物に襲われるかもしれない。 このシナリオはラムジー・キャンベルの「湖畔の住人」を元ネタにしている。 読まなくてもプレイに支障はないが、読んでおくとシナリオをより楽しめるかもしれない。 導入 探索者は、ブリチェスターウィークリーニュースの新聞か、近年出来たブリチェスターテレビジョンのニュースで『夜霧に浮かび上がる影、現代のネッシーか?』という情報を目撃する。 地方の新聞社やテレビ局とは言え、メディアが流す情報だ、完全に根拠がないわけではあるまい。 探索者は、その UMA を興味本位で一目見に、あるいは仕事で撮影に、もしくは一攫千金狙いで捕獲に、はたまた他の理由でも、とにかく湖に行くことに決める。