「きっと眠りについた夢のほとりで、」
ライオンの背中シリーズ二作目。
92頁(A6文庫)
「ライオンの背中」の続編です。単体でも読めますが、世界観は共通です。
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幼いころから芸能界で活動する北条星空(ほうじょうせいら)は美しい容姿を持ちながらも、自分は唯純と瑞稀のような強い存在にはなれないとどこか諦めている。新しくユニット結成が決まったことで、自分の在り方を見つめなおすことになる。
いつも誰かのために在り、誰かを特別にしてきた少年の星空が、強い存在への憧れと、儚い存在への慈しみを知る。自分に向けられるまなざしに気づき、「誰かに見つめられる」自分を知るまでの話。