(11/25本文に追記あり)初代X68000用 FDD-DRIVE SWAPPER+
- 12,800 JPY
初代X68000用 FDD-DRIVE SWAPPER+(以下FDS+と呼ぶ)は、主に以下の機能を持った基板となります。 [起動ドライブ切り替え] 本基板の34pinコネクタに接続したFDX68やHxCなどのFDDエミュレータを使用してバックアップイメージから起動したり、内蔵FDDに挿入したフロッピーディスクから起動したりすることが出来ます。起動ドライブの切り替えは、本基板(FDS)のトグルスイッチで簡単に出来ます。 [FDX68のコントローラーモードに対応] 2021/8/13時点では、FDX68の機能を利用した初代X68000の内蔵FDDを使用してのバックアップやリストアはうまく動作できていません。 このFDS+を初代以外のX68000の内蔵FDDに接続した場合は、バックアップ・リストアが出来るため、初代X68000の内蔵FDDが他のX68000と異なる点があると考えています。 バックアップ・リストアの機能が使えないのは残念ですが、外部FDD端子と内蔵FDDを直結状態とすることは出来るため、例えば、X68000 Compactの外部FDD端子と、初代X68000に装着したFDS+の外部FDD端子を直結して、FDS+をコントローラーモードにすると、X68000 CompactのFDDドライブとして初代X68000の内蔵FDDを使用することが出来るようになります。WEBサイトにアップ(8/16PMにアップ予定)している簡易説明書(「7取り付け方法 - 11【動作確認】FDX68をご使用の方は、FDX68のコントローラーモードも・・・」の接続例)を参照してください。 [SCSI機器の接続に対応](※1) 既存の基板と置き換えて実装する関係上、同一基板上に拡張HDDコネクタも搭載しています。HDDコネクタにパリティ回路を搭載しており、SASI機器に加えて、SxSIを利用したSCSI機器の接続が出来るようにしています。 (※1) 全てのSCSI機器を接続できるわけではありません。接続できないSCSI機器もあるため、おまけ程度の機能とお考え下さい。 ※初代X68000以外の機種には取り付けできません。 ※FDX68、SxSIについては、インターネット上で検索してご確認願います。 ※X68000独自のオートイジェクト、ディスク挿入について 海外製のHxC(FDDエミュレータ)を使用する場合は、内蔵FDDのオートイジェクトとディスク挿入検知を併用することで、ゲーム途中でのディスク入れ替えに対応しています。 全てのゲーム等で動作を保証するものではありません。 ご了承願います。
特徴・用途
以下のような特徴があります。 ・起動ドライブを、内蔵FDDと拡張FDD(FDDエミュレータ等)で切替え可能。 ・PCケースを閉じた状態にできるため、見た目がスッキリ、場所も取らない。 ・拡張FDDとの接続を、34pinFDDコネクタ化。(ケーブルの調達、製作が容易) ・HxCなどX68000独自のオートイジェクト、ディスク挿入に対応していないFDDエミュレータを使用する場合でも、内蔵FDDを併用することで、オートイジェクトとディスク挿入を間接的に扱うことが可能。 ・FDX68のコントローラーモードに対応。 ・SxSIを利用したSCSI機器の接続に対応。(制限事項あり:「商品紹介文」の※1参照) 次のような用途で使用するのに便利です。 ・普段は内蔵FDDから起動して、たまに拡張FDD(エミュレータなど)からも起動したい。または、その逆。 ・同時に4ドライブ使いたい。
付属品
2枚目の写真の通りとなります。 ・FDS基板 1個 ・ControlBoard(HDD)–FDS基板間フラットケーブル 1個 ・ControlBoard(FDD)–FDS基板間フラットケーブル 1個 ・FDDユニット–FDS基板間FD強制排出制御ケーブル 1個 ・電源分岐ケーブル 1個 ・FDDユニット–FDS基板間FDDケーブル 1個 ・HxC接続のための変換ケーブル 1個 ・ジャンパー設定基板(FDX68用) 2個 ・ジャンパー設定基板(HxC用) 1個・ジャンパーピン 8個 ・FDS-FDD間フラットケーブル(約70cm) 1個 ・コントローラーモード切替えスイッチ(約80cmケーブル付き) 1セット ・コントローラーモード切替えスイッチに取り付けできるアクリル板(36mm x 50mm) ・簡易説明書
お願い
頒布するすべての基板について、手持ちのPCにて動作確認は行っていますが、古いPCに取り付ける基板であり、ご購入様にて取り付け等を行なって頂く点から、使用は自己責任でお願い致します。 また、購入される前に適合機種かどうかを確認をお願い致します。
適合機種
本基板は、初代のX68000であるCZ-600Cに適合する寸法で製作しています。 作者が所持する初代X68000(3台)で動作確認が取れています。 X68000 (CZ-600C)
その他
<最新のFDS説明書> 付属品に簡易説明書を入れてますが、最新の説明書等は、下記のWEBサイトにも置いてます。 https://www.michaels-home.com/ また、関連の情報は、Twitterでも随時呟きます。 https://twitter.com/otoka_j
2022/9/7追記
★本商品は、下記問題の対策を行った基板セットとなります。★ <X68000関連のFDSのイジェクト問題について> X68000用のFDD-DRIVE SWAPPER(FDS/FDS+)を使用の際に、以下のような現象が報告されています。 [報告されている現象] --現象①-- 内蔵ドライブから悪魔城ドラキュラや、スターウォーズを起動すると、ドライブ0のイジェクトと同時にドライブ1もイジェクトされてしまう。 X68000の搭載メモリによっても変わりますが、まだ読み込みが必要なドライブもイジェクトしてしまうため、読み込みが止まってしまいます。もう一度ディスクを挿入することで、ディスクの読み込みが再開され、ゲームを行うことが出来ます。 --現象②-- プログラムにより、二つあるFDDの片側だけを入れ替える際のイジェクト時に、両方イジェクトされてしまう。 Human68k上からイジェクトツールでドライブ0をイジェクトさせようとしても、一緒にドライブ1もイジェクトされてしまう。 [原因] OPTION SELECT信号がアサートされた時に、アナログスイッチICからの出力信号が大きいことが原因で、他のドライブもOPTION SELECT信号の影響を受けているとの報告があり、こちらでも、アナログスイッチICへのセレクト信号にも影響を受けていることを確認しており、同じ原因と考えています。 [対策] 対策方法は、海外サイトに記載されている方法と同じにしていますが、OPTION SELECTに使用するジャンパー基板を、下記の変更後の対策したジャンパー基板を取り付けることで動作の改善を行っています。 機種やロットにより個体差があるため、初代X68000については、2種類の対策品(160Ωタイプと220Ωタイプ)を用意しています。改善がみられる方をご使用頂ければと思います。 X68000/X68030 Compact用FDS+については、FDS+基板自体もジャンパー基板を装着できる形に変更しています。 [注記] 上記対策を行ったことで、以前よりも改善はしているものの、X68000本体のメンテナンス状態や個体差により、期待通りの動作にならない場合もありますのでご了承願います。 期待通りの動作にならない場合は、ミカエルまで動作環境や状況をご連絡頂ければ幸いです。 なお、初代X68000/X68000タワー/X68030/PROは、対策品のジャンパー基板を使用するだけで改善する可能性が高いため、対策品のジャンパー基板のみの頒布も行う予定です。
2022/11/25追記
X68000関連のFDSのイジェクト問題について、HxCに関する追記です。 HxCやX68000独自信号(オートイジェクトなど)に対応していないFDD接続については、今回のイジェクト問題の改善は行っていません。 今回の対策を行うことで改善は見られたのですが、別の現象も現れることがあり、なにもしない方が安定していると判断し、HxC接続時の対策は行わないこととしました。