文學櫛『汚れつちまつた、悲しみに』 たとえば、狐の革裘 汚れつちまつた悲しみは 小雪のかかつてちぢこまる (中原中也『汚れつちまつた、悲しみに』より抜粋) 【解説】 中原中也の作品はあまり読んだことがなかったので、まず読むところからの製作になりました。作者についても調べましたが、まだ僕には読解が足りないな...と歯痒い気持ちを持ったまま作成に入りました。 街灯が寂しく照らす悲しみだと思っていたのですが、作り終わってから『思い出を覆う希死念慮』っぽいと感じてチャームを付け替えました。 皆さんの思う、汚れつちまつた、悲しみは何ですか？ 【櫛について】 文學櫛を含む絵付け櫛は、文字と絵を印刷や貼り付けではなく、全て手書きで一つ一つ描いており、デザインのアイデアや配置は僕のその場その場の感覚による物で作られています。なので全く同じものは2度と作れません。ご了承ください。 　櫛として使用しても良いですが、ポニーフックのように髪に差して髪飾りや、部屋のインテリアとして飾っても良いかと思います。 横:約12cm 縦:約5cm チャームの長さ:約10cm 【裏文】 なし 【素材】 木 ニス 金属(金古美など) 天然石