長編小説。
Andantinoが好んで描く近未来のお話。
飛躍著しいピアニストのだめ。指揮者として次のステップを上りつつある千秋。
けれど、千秋にはいずれ解決しなければならない課題があった。
幼い頃にたった一度だけレッスンしてもらったチャイコフスキーの悲愴。
かつてこの場所で聴いていたピアノの音色。父との確執。
けれど、いつだって傍らには温かな手をしたのだめがいるから───。
のだめとともに、千秋がかつて封印していた葛藤を昇華していくまでを追う物語。
【仕様】
2009年8月発行。
124ページ A5版
表紙:フルカラー 本文:モノクロ