恋という音は君の名前に似ている
- 紙本版700 JPY
- 電子書籍500 JPY
「僕を殺してほしいんだ」 泣き笑いでアイツが俺を見る。 ただ、アイツの幸せを祈っていた。 俺はどこで、間違ってしまったのだろう――。 長く続いた戦争も終わり、復興へと向かうベンブルグ連邦。 革命によって政府は倒れ、新たに大統領になったのはまだ28歳のニコローズだった。 最初のうちこそ上手く回っていたが、重圧によってニコは次第に潰れていく。 補佐であるセドリードの愛妾に成り下がり、その関係に溺れていくニコ。 ニコの幼なじみで親友であるレンは、それに胸を痛めていた。 俺が、ニコの手を手放したから。 ニコを俺の手に取り戻す。 愛しいニコを取り戻すためだけに、クーデターが計画される――。 ※攻め×受けのエロはありません。 A6(文庫)カバー付き110P カラー口絵付き
查看更多