wat planetショートストーリー集『流星尽きる、ティータイム』
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※販売休止中 絵と文で構成されたショートストーリーをまとめたA5サイズ本文18Pのつるつるした冊子です。 過去のコピー本『歪んでいても空は青い。』を再録しています。 1～12Pまで再録イラスト付き短話 13～16まで文章のみ 17Pがイラスト付き短文 の全5作品3部構成になっています。
収録作品
『歪んでいても空は青い』 -単眼の少女、鷹野原女々子のおはなし。 『目には目を、手には手を。』 -鷹野原女々子と、彼女の初めてのお友達のおはなし。 『少女とばけもの』 -誰にも愛される心優しい少女と、誰もが恐れるばけもののおはなし。 『ミモザの小舟』 -表に出せないかなしみを内に秘めた少女の、ある日の帰り道での不思議なおはなし。 『no title』 -祈られた星のおはなし。
sample1『歪んでいても空は青い』
ふと、鏡を見る。 鏡に映る私の顔には、大きな青い目が、ひとつ。 ひとつだけ、あった。
sample2『ミモザの小舟』
とてもかなしいのに、人前では涙を流すことも弱音を吐くこともできないのは、なぜでしょう。 ついついそんなことを考えてしまう、ひとりきりの帰り道。 橙の光から逃げるように、顔を足下に向けて歩いていました。
sample3『no title』
人はときどき、神様に祈ります。 病気になりませんように、とか、恋が実りますように、とか、そしてお金がほしい、とか。 自分の力ではどうしようもないとき、神様にお願いをするのです。
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