華々しい過去もなければ、輝ける未来を待つほどの若さもない。
これといった特徴もなければ、主義も主張もない取るに足りない一介のおっさん(四十代半ば)であり、サラリーマンである私はただ凡庸な生活を送っている。
しかし、その平坦な生活にも、ちょっとしたさざ波のような出来事があり、それに困惑し、焦燥し、心を揺さぶられ、諦め、眠る。
度重なる失敗も「人生はトライ&エラーだ」とうそぶく私は
ビールと白米と共に後悔も未練も腹に流し込むのだった。
「note」に書き溜めた、ひっそりとした日常。
それらに加筆修正を施したエッセイ約二十編。
初版 2023年5月21日
52頁