※ジャンク品です。中古基板を購入して作成したものになります（元の基板は東芝製・DELL製ノートPCに内蔵されていたものになります） USB-SDカードリーダーライターです。 コントローラICはRealtek社製RTS5170/RTS5179を使用しています。 【制作背景】 ・microSD(SD)カードを消去（SSDにおけるSecure Eraseに相当）したくて作成を開始（乱数書き込みだとNANDにも時間的にも負荷があり、より負荷のかからない完全消去がしたかったため） ・microSD(SD)をmmcblkとして見せることができればblkdiscard(Secure Erase)が可能と判明 ・Realtek社製コントローラICのRTS5129, RTS5139, RTS5179, RTS5170を利用したもので上記が可能と判断（ちなみにRTS5176も試したのですが、こちらはmmcblkとしては見えませんでした（sd[a-z]として見えます）） ・上記ICはいずれもデータシートが公開されておりませんが、同等品番のRTS5138は公開されており、ピン配置はほぼ同等（全く一緒？）と判断して必要なピン情報・電圧情報を確認 ・上記ICを利用したジャンク基板を集め制作 【動作について】 ・Ubuntu 22.04 liveにて動作確認済み（ID 0bda:0129 Realtek Semiconductor Corp. RTS5129 Card Reader Controllerとして、rtsx_usb, rtsx_usb_sdmmcモジュールにて認識します） ・WSL2のUbuntu 22.04でも同様に動作確認済みです(ただし、CONFIG_MISC_RTSX、CONFIG_MISC_RTSX_USBを有効にしてkernelリビルドが必要です。またwindows側にusbipdの導入も必要です) ・windowsではドライバをインストールすることで認識可能です（RTS5179やRTS5170で検索するとDELL社のもの等が見つかると思います） ・sudo blkdiscard -f -v /dev/mmcblk0 コマンドとかでSecure Eraseが可能です（mmcblkの後の数字はご自身の環境に合わせて書き換えてください） 【仕様】 ・コントローラIC：RTS5170/RTS5179（Realtek社） ・カードソケット：SDカード（microSDなどは別途変換コネクタが必要になります） ・USB：2.0（タイプAオス、または、タイプCメス） ・グラウンド(GND)は露出しています。必要に応じケース等に格納しショート保護ください おおよその大きさ：42mm×36mm×8mm ※数mmの誤差はご容赦お願い致します。