──死の運命から人間を守れ。

＜登場人物＞ 真波・・・数年前に天使になった。サボり魔 手嶋・・・人間。十八歳。総北高校三年。受験生 東堂・・・大天使。真波の上司 ＜あらすじ＞ ある日、手嶋は車に轢かれそうになった少女の代わりに『死ぬはずだった』。しかし、天使である真波が時を止めたことで、その死の運命を捻じ曲げてしまった。 世界は何としても手嶋を運命通りに死に追いやろうとする。 真波は手嶋を守りたい気持ちから日夜離れず彼と一緒にいることに。守護のためといって天使の祝福（口付け）を毎日落とされる手嶋の、生死をかけた30日が始まる──。