夜は朝を待つ【書籍本】
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2024.12.01 文学フリマ東京39 く-59 【夜の果て】にて販売した本です。 「夜は朝を待つ」 文庫サイズ(A6サイズ) 本文280P/¥1,500 イベントにて無料配布していた、20P冊子をお付けします。 【和風ファンタジー】 記憶喪失のバケモノ×生贄の少女 きみが幸せでいてくれるなら、他になにもいらなかったのだ。 バケモノと呼ばれる男は、村の端々に広がる神木の世話をする仕事をしていた。 その仕事が誰に頼まれたのかも、何のために世話をしているのかも、男は知らない。男が覚えていることいえば、自分の名前と、神木の世話という仕事、誰かを守りたくてバケモノになったということだけだった。 そんな男の元に、ある夏の夜、一人の少女が現れる。朝日を思わせるような金色の髪を靡かせる少女は、男に向かって笑いながら言ったのだった。 ——わたしを、食べてくれない? 十二年に一度行われる儀式。龍神と巫女。そして、捧げられる生贄。 男の記憶が戻るにつれ、明かされるのは村の仄暗い真実だった。 ——あなたがいる世界だけが、綺麗だったんだ。 これは、大事な人に綺麗な世界で生きていてほしいと願った、純粋な祈りの物語。