創作合同誌 肋(あばら) 創刊号
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それぞれの確からしさを。 創作合同誌「肋」は、参加者が自身にとって確からしいこと、本質的だと感じられること、意味があると思うことを表現した創作合同誌です。 デジタル版は無料配布です。 2025年5月11日の文学フリマ東京40にて、有料の物理書籍版を頒布します。こちらも当ページからお買い求めになれるよう掲載する予定です。(物理刊行をお待ちください) -- 創作合同誌「肋 (あばら)」 https://simplepeal.com/abara/abara.html -- 参加者 主催 戸上唯 (Kofy Lovetones): director, writer etc nm3: designer, writer まぐねた: illustrator, designer, composer ねこトースト急便: illustrator, writer 目黒なずな: tanka poet Sugiyamaru (過弥丸): DJ, modeler, writer 栞にフィットする角: writer ねじれ: writer, designer 坂本文法: illustrator, comedian, writer 水井軒間 (参加のみ): illustrator おすしだよ (参加のみ): maid, writer 藤井稔: writer 雨宮杜奈: writer -- 創刊のお知らせ 前文: 同人誌「肋」は、 真に意味あるもののための創作空間です。 あなたは今、どう生きていますか。生きることを、どう感じていますか。それとも、考えないようにしていますか。思い悩むのは、煩わしく、野暮ったい、鼻につく無為な愚行だと思いますか。 メンヘラという言葉が、ここ十年でこれだけ拡散し、商業化され、再生産されるだけの記号となったように、現代社会は相変わらず、虚飾と虚栄、場当たり的な消費で満たされ、真に人間のありようを考えようとする機運が見えません。自我の問題を全く置き去りにしたまま、既存の価値や記号、ポーズ、循環するシミュラークルに包容され、人々は不安のなかで曖昧に人生をやり過ごそうとしています。しかしこれでは、本当に生きているといえるのでしょうか。 あなたにとって、確からしいことはありますか。日々の暮らしのなかで、時おりたち返る、自身にとっての核、譲れないものはありますか。あるいはすべて不確かだとしても、あなたが見ているその現実は、目覚めとともに日々立ち現れる眼前の手ざわりは、どのような形をしていますか。 私は、あなたがどう考えているのか、どう感じているのかを知りたいです。なぜなら、私一人では、生きることはあまりに孤独で、淋しいからです。 私はこの場を、虚飾、虚栄にとらわれず、肌に浮き出た骨をとらえ、なぞるように、あなたが自身にとって本質的で、真に意味があると感じられる内容を意味し、確認し、あるいはそれを世に示すための架橋としたいと考え、ここに設けました。(どうか、あなたがこの場を楽しめると嬉しいのですが。) 一緒に、それぞれの確からしさを探してみませんか。 2024年9月12日 Kofy Lovetones (戸上唯) -- お問い合わせ/寄稿希望 戸上唯 simplepeal@gmail.com までお願いします。