【作品紹介(カバー裏紹介文より)】 『私はタキオンさんのことを、もうすみずみまで知り尽くしていると言っていい。でも彼女の手足や髪の毛や心に触れるためには、途方もない苦労を必要とする──。』 卒業から数年、カフェとタキオンの蛇足とも言える同居生活は、季節の移り変わりと共に静かに終わりへと向かっていく。あの日死んでしまった夏と、熟れた思い出を悼むまでの物語。 表題作のほか、カフェが画家になるまでの前日譚となる『ドローミー、ライトミー』、　別視点から本編を見つめ直す書き下ろし『幸福と光景』の２作品を収録。 【内容・仕様】 -本文244p -『林檎の花束』(加筆修正版)170p -『ドローミー、ライトミー』(加筆修正版)26p -『幸福と光景』(書き下ろし)30p -A6(文庫サイズ) -表紙 色上質最厚口薄橙 -本文 淡クリームキンマリ70k -スピン(栞紐) -フルカラーカバー 著者・装幀：rore(@rore_cake) 編集：ここし(@coCothi_white)