「喜八郎、梅を見に行かないか」 （前編） 三年生のある春の日。学園長のお使いの帰り道で、梅を見るために寄り道をした滝夜叉丸と喜八郎。しかし野盗の襲撃や春の嵐に巻き込まれ、ふたりは山で一夜を過ごすことになる——。懐かしい春の思い出の話。 （後編） 年度も終わりに近づいた季節。四年間培った実力が試される四五六年生合同演習がついに開始。その内容は「五年生の中の間者を発見せよ」。四年生の五人は力を合わせて演習に挑むが、開始早々に予期せぬことが起きる。それぞれが己の弱さと向き合う話。 喜八郎の未熟さと、滝夜叉丸の危うさと、それを見守る人たちのお話。 他２編。 サンプルはこちらから https://www.pixiv.net/artworks/129290611 ※なんでも許せる方向けです