かつて華やかなローズガーデンで名を馳せたアシュフィールドのお屋敷は、今では静けさに包まれた忘れられた場所となっていた。 メイドのエミリアは一人その庭を手入れし、主であるエドワードとともに暮らしている。 心優しい主人、美しいローズガーデン、穏やかに過ぎゆく時の中に常に存在する唯一の異常。それは、「奥様」が一枚の絵であること。 壊れかけで美しい箱庭を巡る、19世紀ヴィクトリア朝メイドもの。 ●2025年5月11日文学フリマ東京40で頒布 ●A6(文庫サイズ)/52p ●通販限定で書き下ろしSSのペーパーをお付けします。 ●本作は「上」のため、未完であることにご注意下さい。 ●春乃のサインが御入用の方は、商品購入後3時間以内に①サイン希望の旨、②宛名など（もしもあれば）をBOOTHのメッセージからお気軽に送っていただけますと、幸いです。