1950年から1966年頃まで存在したアイレス写真機製作所というメーカーが発売したカメラを紹介する本です。 今回は、1958年に発売したAires Veceroyと言うカメラを紹介します。 Viceroy。 これは植民地等の本土から離れた領地を統治する者 言わば、王の代理を務める役職に与えられる職位です。 アイレス写真機製作所の発売したカメラにこの名前を持つカメラがあります。 Aires Viceroy 余りにも意味の深そうなこのカメラが誕生した背景には 一体どの様な出来事があったのでしょうか。 カメラメーカーが示す「植民地」そしてその「統治」 特許問題から発展した様々なカメラメーカーの思惑は一つのカメラを誕生させました。 それは、Aires Viceroyが誕生するまでの出来事。