カムvol.23
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この世界の片隅から、広がる物語たち。 純文学からエンタメまで幅広いジャンルの短編小説、5編を収録しています。 収録作品 「お片づけ」 百鳥宏海 能登の被災地へ向かう、私。 被災した母の実家(現在、伯母ひとり暮らし)が解体される前に、お片づけのお手伝いをしなくてはならない。 準備は万端だけれど気乗りしない。さて、出迎える伯母は? 「洋平もしくは洋平」 宮内はと子 スーパーで働く柿子、四十八歳。夫・洋平は五十二歳。 ところが店に週三度現れる老人が、なぜか夫にそっくり。この人は数十年後の洋平なのか? 一方、柿子は不治の病を抱えており……謎が謎を呼ぶ中、夫婦の愛と命が秤にかけられる。 「水葬都市」 早高叶 その街は、白と黒と水とで出来ていた――水葬のためだけに存在する街が、この世界のどこかにある。 そこを訪れた人々、帰れなくなった人々の戸惑いや葛藤を描く幻想物語。 ※早高叶の個人誌『水にまつわる奇譚集』収録の「水葬都市」を大幅に改稿、バージョンアップさせた作品です。 「ころがる石」 山本一男 一九八二年、深夜喫茶のアルバイトに明け暮れる僕は、何もかも忘れて旅に出たいと熱望していた。 友人とのんびり各駅停車の旅をするはずが、思わぬ同行者が現れ、否応なく事件に巻き込まれることに。 青春と犯罪がノンストップのロードノベル! 「素敵な一日」 後藤高志 妻と小学三年の息子、三人暮らしの平穏な日常を送る鴨井康太。 ところが義母の直子の怪我で、日々のタスクが一変。 一方、康太と同じ職場の佐々木萌は、髪にインナーカラーを入れてみた。 何気ない、けれどかけがえのない日常を丁寧に描いた、心にしみる一編。
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