8つの風 MIDI CCジェネレーター【Pythonソースファイル】
- Digital0 JPY

このプログラムは、パーリンノイズを利用して、自然で有機的な「揺らぎ」を持つMIDIコントロールチェンジ(CC)信号を最大8系統、同時に生成するジェネレーターです。 手でオートメーションカーブを描くのが難しい、複雑で予測不可能な動きを簡単に作り出し、あなたのサウンドに生命感を吹き込みます。 シンセサイザーのフィルターカットオフをゆっくりと開閉させたり、エフェクトのドライ/ウェットを不規則に変化させたり、ストリングス音源のExpressionを個別にコントロールして生演奏のような揺らぎを与えるなど、様々な用途に応用できます。
操作について
■ 共通設定 ・Speed: 全てのCCの揺らぎの速さを一括で調整します。値が小さいほどゆっくりと、大きいほど速く変化します。 ・Complexity: 揺らぎの複雑さを調整します。値が大きいほど、より細かく複雑な変化になります。 ■ 個別CC設定 (8系統) ・8つのコントローラーはそれぞれ独立して設定できます。 ・CC: 操作したいCC番号(0〜127)を入力します。 ・Center (縦スライダー): 揺らぎの中心となる値を設定します。例えば、Centerを90に設定すると、CC値は90を中心にして上下に揺らぎます。 ・Strength (横スライダー): 揺らぎの幅(振幅)を調整します。0の場合は揺れず、Centerで設定した値が固定で出力されます。値を大きくするほど、揺れが激しくなります。 ・モニター: 各CCの現在の値が、色のついたドットの上下運動で視覚的に表示されます。
はじめて使用する方へ
1. 仮想MIDIケーブルの準備 このプログラムからDAWへMIDI信号を送るために、仮想MIDIケーブルが必要です。 「loopMIDI」などを検索してダウンロードし、インストールしてください。 インストール後、loopMIDIを起動して新しいポートを作成します。 2.Pythonとライブラリのインストール お使いのPCにPythonがインストールされていない場合は、公式サイトからインストールしてください。 次に、このプログラムの実行に必要なライブラリをインストールします。 Windowsなら「コマンドプロンプト」、macOSなら「ターミナル」を開き、以下のコマンドをそれぞれ実行してください。 pip install mido pip install perlin-noise 3.プログラムの実行 ダウンロードしたZIPファイルを展開し、「8_Kaze_CC.py」というファイルを分かりやすい場所(デスクトップなど)に置きます。 コマンドプロンプトやターミナルで、`cd`コマンドを使ってファイルのあるフォルダに移動します。 (例:デスクトップに置いた場合) `cd C:\Users\あなたのユーザー名\Desktop` ※ 「あなたのユーザー名」は、お使いのPCのユーザー名に置き換えてください。 フォルダを移動できたら、以下のコマンドでプログラムを実行します。 `python 8_Kaze_CC.py` 「MIDI出力ポート」から先ほど作成した仮想MIDIポート(例:「loopMIDI Port」)を選択します。 4.DAW側の設定 ・DAW側で、外部MIDIデバイスとして同じ仮想MIDIポートを追加し、インストゥルメントトラックやオートメーションの入力として設定します。 5.プログラムの「開始」ボタンを押すと、DAWにCC信号が送られます。
動作環境
OS: Windows, macOS, または Linux Python: Python 3.x系(3.1で動作確認済)
サポート
このプログラムはGemini 2.5 Proを使用しバイブコーディングで作成されています。 作者本人には専門的な問題解決能力はありませんので、ご了承ください。 エラーが出た場合は、表示されたエラーメッセージをコピーしてChatGPTやGeminiなどの生成AIに質問すると、解決策が見つかることがあります。