小学1年生からフラワーデザインを学び、大学では芸術学を専門に、そして4年間花屋で働いてきました。約20年間花とアートの世界に触れ続け、感じたのは、「もっと気軽に花を飾ってほしい」「美術作品をもっと身近に感じてほしい」という思いです。 「どんな花を選べばいいかわからない」「買ってきた花がすぐに枯れてしまう」、また「美術館はなんだか敷居が高い」と感じたことはありませんか？ この本は、そんなあなたのための、花とアートで暮らしを豊かにするガイドブックです。 毎月1種の花を取り上げ、それにまつわる歴史や物語、そしてその花が描かれた美術作品を紹介しています。たとえば、4月にはガーベラとマティス、8月にはひまわりとクリムト。誰もが知る名作から、意外な発見がある作品まで、花とアートの知られざる関係を美しい写真とともに紐解きます。 また、アルバイト経験でよく聞かれた疑問・質問にもお答えしています。 単に花の選び方・飾り方を解説するだけでなく、花を愛でることが、美術作品を深く理解することにつながる。そして、アートを鑑賞するように花を飾れば、あなたの日常はもっと豊かになります。 この一冊が、花とアートを通じて、季節の移ろいを慈しむきっかけになりますように。 A5フルカラー32p 紙書籍のみです。