偶然の映画館で再び重なる――“緑”が導く二人の記憶と想い。
「会いたかった」
――そう言って微笑むゆずに、律の心は揺れる。
高校時代、律が渡した鉢植え。
それをずっと大切に育てていたと語るゆず。
偶然出会った映画館、隣り合って座る時間。
懐かしい記憶と、新しい感情が交差するひととき。
だが、かつての言葉の傷が律をためらわせる。
笑顔の裏にある本心は…からかい? 社交辞令?それとも……本気?
“緑が結ぶもの”は、過去の思い出か、それとも未来への縁か。
こちらの作品は同人誌です。
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全21頁
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