雲の龍、花の龍 === 詩:凰子 イラスト:こなごな様 或る山で龍の兄妹が共に暮らしていた 雲の龍は白い龍 風に流れる雲のように いつも空を飛んでいた 花の龍は紅い龍 空を飛ぶことはできないけれど 彼女の周りではいつも花が咲き乱れていた 花の龍は何時も言う 「いつか兄様みたいに空を飛べますか いつか兄様と共に空を飛べますか」 いつか兄様みたいに空を飛べますか いつか兄様と共に空を飛べますか 雲の龍は知っていた 彼女が空を飛べる龍ではないことを それは花の龍も知っていた 雲の龍は好きだった 雲の龍は何時も思っていた 雲の龍は好きだった 陽の当たる花畑の真ん中で丸くなって昼寝をする妹の姿が 雲の龍は何時も思っていた せめて彼女に相応しい番がやってくるまでは こうして雲の間から山峰の花畑を見ていたいと === ▶︎利用規約 【著作権について】 全ての制作物の著作権は譲渡しませんが、ロイヤリティフリーでお使いいただけます。 この作品を元にした再制作(パロディ等)も許可します。 【投稿、共有について】 自由に行っていただいて構いません。 販売時の文章などの掲載も許可します。 【クレジットについて】 クレジットは必須ではありません。 スペースなどの関係で入れる場所がないよという場合でも気軽に使っていただけたらいいなと思っています。 もちろんクレジットやメンションをしていただけたら喜んで宣伝のお手伝いをさせていただきます、気軽にメンション入れてくださいね! Windousの環境で文字化けするという声をいただいております。 解凍ソフトを変更するか、個別にお声かけてくださいね。 ▶︎ファイル数 3 雲の龍、花の龍.mp3 雲の龍、花の龍_instrumental.mp3 SHIMAKAZE_規約_0527.pdf 【YouTubeで視聴可能です】 雲の龍、花の龍 https://youtu.be/rvZMs4qQLqY 雲の龍、花の龍_instrumental https://youtu.be/3Ar3GpdgdqM