鉄則 第一号 ミステリー、ホラー、SF、web投稿短編作品集
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A5 56P エッセイとあとがきに関しては書き下ろしです。ここでしか読めません。 作品全てを解説すると長くなるので、一部を紹介します。 ・「触らぬ愛に祟りなし~とある殺人犯の残した手記~」 これは、とある男が一人のアイドルを好きになってしまい、やがて最悪な結末を迎える・・・というお話です。改行が少ない、太宰治の「駈けこみ訴え」スタイルの小説ですね。 ・「【掌編】私は今からあなたに殺されます」 これは、読者=犯人に挑んだ小説です。トリックが、ぶっ飛んでいるのでミステリーとは言えない気がするのでホラーに入ってます。読者にめちゃくちゃ被害者が語りかけてくる小説です。 ・「VLOOKUP告白法」 これは、ExcelのVLOOKUP関数のことを私が好きなので、それを活かした小説です。口下手な女の子が情報室に主人公を呼び出すところから始まる。ちょっと甘酸っぱい(?)ラブコメ(?)小説です。 web小説版では、実現できなかった図表を用いた演出を今回取り入れました。章末には、「VLOOKUP告白法」再現方法も載っています。「VLOOKUP告白法」を身につけて、君もライバルに差をつけろ! ・「彼女が眼鏡を取った理由」 これは、noteと、後最近だとなろうにも投稿しました。私が”日常の謎”に初めて挑んだ小説です。 普段は眼鏡をかけている女の子がある日、眼鏡を取った状態で塾に来ていた。彼女と同じ学校に通っている主人公の親友曰く、彼女は学校では普通に眼鏡をかけていた。この”彼女が眼鏡を取った理由”を主人公とその親友はファミレスでの推理合戦を通して見いだしていくのだが・・・という話です。 元々は某ミステリ短編賞に応募しようと書いていたんですが、話が思っていた以上にミニマムにまとまり、文字数が足りなくなったので、賞の応募はやめました(ちなみに他の作品(変なミステリ-)を出したが、下読みで弾かれた)。 自分の中でもお気に入りの一作であり、おもしろいと思うので、ぜひ一読を! ・「溜息探偵シリーズ」 溜息探偵は元々、『犯人は読者であるあなただ!!』という変な同人誌を作った際、某シリーズのパロディとして一発ネタで登場させたキャラだったのですが、使い勝手が良いので、こいつを主人公にしたシリーズも書いていたんですね。その二作を今回収録しました。 溜息探偵こと矢面傑は、推理に行き詰まったときに、溜息を吐くことで脳が活性化し絶対に事件を解決できるようになる特殊能力持ちのキャラクターなのですが、めちゃくちゃ性格に難があります。けどなんか憎めないところもあり・・・っていう、自分の一番好きなタイプのキャラで書いています。 「琵琶湖ロッジ雪密室殺人事件」は、琵琶湖近くのロッジの庭に積もった雪の上(足跡は全く無い状態なので雪密室)で、先がちぎれた縄が首に巻かれた状態で見つかった大学講師の死の謎を解くミステリーです。 「突き刺さった支柱」の方は、犯行を犯した者が絶対に捕まらない完全なる殺人を描いたものです。こちらは田んぼの真ん中にて、突如現れた支柱で殺された男の死の謎を解くものです。 ・「立方体型・マトリョーシカ・密室殺人事件」 これは、言葉で説明するよりこの間取り図を見せた方が早いでしょう。 館もののミステリーが好きな方は商品画像の間取り図を見ただけでこの館で何が起こるかわかるでしょう・・・(多分) いや、考えた自分でもクソ物件過ぎる。こんなところ住みたくない。 現場は密室状態で、間取り図のような身体の状態で発見された被害者の死の謎を解く物語です。主人公は被害者の友人だった刑事です。「館もののアレ」が起こる瞬間は、見所ですよ(web版(現在非公開だが)と演出が違う)。 ・「無限ループの果てで私たちは・・・」 百合×無限ループ的な物語です。何度、助けようとしてもヒロインが死んでしまうという王道ループSFです。いや、正確に言うと、物語自体は王道じゃないんですけど、ネタバレになるので言えません。執筆当時、最高の百合SF小説を書くぞ!という気持ちで書いていました。






