中村進治郎「少女モダン講座」
Physical (worldwide shipping)
- Shipping Date (Approx): 2025-11-24Ships within 5 daysPhysical (direct)500 JPY
Physical (ship to Japan)
- Shipping Date (Approx): 2025-11-24Ships within 5 daysPhysical (direct)500 JPY

1931年式少女に向けて、おしゃれを語るモダンボーイ モダンセレクション中村進治郎の第1弾 『少女世界』におけるモダンファッション集中講座 初出→『少女世界』昭和6(1931)年3月~10月号 A5判48ページ・編集 湯浅篤志 (モダンセレクション中村進治郎01 2025年11月23日発行) ★昭和初期、時代を走り抜けた、一人のモダンボーイがいました。その名は、中村進治郎。不良少年上がりでしたが、ハンサムで身だしなみの美しい彼の姿は、多くの若い女性を惹きつけました。 彼は文章も書き、映画関係の文章や短い小説などが売れるようになると、吉行エイスケ、北林透馬らのモダーン派作家の仲間入りをして、ナンセンス文学にも筆を染めるようになりました。 進治郎が、『新青年』に、昭和6(1931)年1月号から昭和8年1月号にかけて連載したファッションコラム「ヴォガン・ヴォグ」が有名です。 昭和7(1932)年12月には、東京新宿にあるムーラン・ルージュの歌姫、高輪芳子と心中事件をおこします。相手の芳子はなくなりましたが、自らは生き残ってしまいます。その後、昭和9(1934)年11月、睡眠薬の飲み過ぎでなくなりました。享年27でした。 今回、本巻におさめました「少女モダン講座」は、『少女世界』昭和6(1931)年3月号から10月号にかけて連載されたファッションコラムです。進治郎が描いたと思える挿画も掲載されていましたので、合わせて収録することにしました。 進治郎の文業の中でも、一番、油がのっている頃のファッションコラムです。1931年式の少女に向けて、適切なおしゃれや身だしなみの基本、マナーを上手に紹介する巧みさを、ぜひ味わっていただきたいと思います。彼の主な文筆作品を簡単に紹介した解説もつけました。

