女子高生の沢井ゆうは学校の先生にひそかに思いを寄せる。 ショート好きの先生の好みにあわせて短く髪を切ろうとするが 勇気が出ずいつも通りロングヘアーをそろえるだけにとどまってしまう。 ゆうは美容室の帰り道偶然先生を見かける。 「先生・・・・短い髪の方が好き？」 「俺が切ってやるよ」 初めていく先生の部屋 静かな部屋に響くハサミの音。 肩に落ちる黒髪。 鏡越しに、先生の指が私の首筋に触れるたび、息が止まる。 「似合うよ。……こういう、刈り上げショートが好きなんだ」 その“好き”は、ヘアスタイルの話？ それとも──。 許されない想いと、刈り上げの涼しさが混ざり合う。 次のエピソード → https://xfolio.jp/portfolio/HaircutStory/shop/60198 ３２ページ