歸去來(ききょらい・万年筆インク)
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Tono&Limsさまとのコラボインク、白秋インクとして第7弾となります。 『歸去來(ききょらい)』 最晩年、病が元でほぼ視力を失っていた白秋さん。 昭和3年に、白秋さんは柳川へ帰郷し、その時に飛行機で故郷の上を飛びました。 時は過ぎて昭和16年、亡くなる前の年に最後の帰郷となったとき、もうその目で見ることは叶わない、懐かしい故郷・柳川への思慕を込めて詩を作りました。 それが『歸去來』です。 詩の原文は、画像にある書写をご覧ください。 柳川市の白秋詩碑苑には、この歸去來の詩碑があり、白秋さんのお弟子さんのひとりである薮田義雄さんによる詩の解説が添えられています。 それを参考にさせていただきながら、私の言葉で訳したものが以下になります。 +*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ 山門(やまと)は我が生まれ故郷 雲が騰り南風(はえ)の吹く素晴らしい場所 かつて空から訪れたあの日のように、飛びたいものだ、ああもう一度 筑紫よ、と(故郷の)名を呼べば 落差のある、夕日照る潮の海が思い出され 恋しくてたまらない しかし私の眼は盲いてしまった もう見ることは叶わないだろう 水辺の葦の若芽も、魚を獲る籠も、光が映す水の影も さあ共に帰ろうではないか、鵲よ あの(故郷の)空も、群れ立つ櫨の木々も、 (私の帰郷を)今一度待ってくれているだろう ああ故郷よ、故郷のなじみも皆年を取り、 故郷との縁も遠くなってしまったというのに なぜこんなにも、無邪気な子どものように 故郷に心惹かれるのだろう +*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ 詩の中に登場する鵲(かささぎ)は、主に佐賀県から福岡県南部にかけて生息している鳥です。 黒と白の羽を持っていますが、黒の部分は光の加減で青や紫、翠色に見えることもあります。 その美しい羽色をイメージしたインクを、Tono&Limsさまに作っていただきました。 箱の中には、インクにちなんだ小さなカードが入っています。 ※初回生産分のみ・紙はハーフエアコットンホワイトです 【商品概要】 *染料インク・ラメなし(30ml) *筆記用です。 *お使いのディスプレイや撮影時の 光、明るさなどにより、実際の お色と見え方が異なる場合がございます 。 また、ご使用になる紙やガラスペン などによって、お色味が多少変わります。 【発送】 あんしんBOOTHパック(宅配便コンパクト)にて発送いたします。 【注意・免責事項】 *郵送や配送中の事故の際の責任は負いかねます。 *お知らせいただいたお届け先住所・氏名等に不備が あった場合に発生した不利益・損害に関して、当方は 一切責任を負いません。 *お支払い後のキャンセル・返金およびお客様都合の 返品・交換はお受けできません。











