ハルシネ―ション・リリィ
- Digital800 JPY

⚠️警告⚠️ 新刊の『ハルシネーション・リリィ』はあとがきを必ず最後にお読みください。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ 一次創作 百合小説 短編集(全4編) 『幻覚』×『百合』をテーマに、物語と”ハルシネ―ション”を綴りました。 幽霊の正体見たり枯れ尾花 幻覚は遍在する。民話にも、街角にも。文字列にも、0と1にも。 人の脳が、計算機が、その思考を鏡にこの世界を映写する限り、 大脳の皺に、半導体の演算に、幻覚は必ず潜んでいる。 執筆 : ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██(検閲済み) イラスト:乾燥機 デザイン:夏川夏未 ページ数:130(B6判) 発行日 :2025/8/17(コミックマーケット106)
『透明な死体』
社交的で活動的なギャルの千夏と、内向的な真由。学生時代からの腐れ縁である二人は、北海道を横断する旅行を計画していた。 小さな秘密をのせた車は、透明な死体を燃やして知床へ走り出す。
『At Large』
ネット経由で知り合い、人には言えない目的で集まった“交わる”はずのなかった3人の女性。そのうちの一人、HN:ゴーヤ豆腐こと高野は自らの“鏡像”を失っている事に気が付いた。どうやら他の二人も大切なものを失っているようで……。
『残響の温度』
とある高校の放送部。先輩・詩織が作った台本を新入部員の陽向が読み上げるとき、少しだけ不思議な現象が起こることに気が付いた。二人は実験を繰り返し、彼女らの小さな世界の温度は少しずつ変わり始める。
『世界のおわりと、はじまりと』
未曽有の災害に見舞われた地球。地下シェルターで細々と生を繋ぐ私は、押し寄せる孤独に圧し潰されそうになっていた。その時、日課の信号発信に応答が届く。近くて遠い二人の共同生活が始まった。そして二人は一つの決心をする……
