御伽屋異聞録
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文 章/虎ノとん 表紙絵/kamizato様 ◇仕様 文庫サイズ/268P/全年齢 ◇この本はこんな方にオススメ ・ディストピア×ダークヒーローが好きな人 ・バトルもあるけど、キャラの関係性を大事にしたい人 ・世界観がしっかりした物語が読みたい人 ・救いのない救いを愛するバッドエンド愛好家な人
それは、地獄を磨く、御伽噺の始まり。
完全電子化された帝都では、人々の身体に埋め込まれた綴が汚染され、穢身と化す事件が後を絶たない。穢身を討つのは霊子核を埋め込まれた霊核執行官のみ――だが、その資格を持ちながら精神の歪みによって公的に排除された「欠陥適合者」も存在していた。 欠陥適合者である瑞と帝、そして正体不明の魔法使い雅は、帝都の片隅で「御伽屋」と名乗る事務所を構え、穢身絡みの依頼を請け負っている。 愛を軽薄に扱い、欲に忠実な瑞。戦い以外に価値を見出せない帝。すべてを見透かすように語り、物語を嘲笑う雅。三人は依頼を通して、歪んだ愛、救われない願い、そして死を迎える者たちの最期に立ち会っていく。 それは救済でも正義でもない。ただ、終わらせるための行為。 御伽屋が綴るのは、美しくも醜い、救われなかった者たちの異聞録――愛と死と狂気が交錯する、もう一つの御伽話である。



