ダブルクロス The 3rd Edition シナリオ「或る河童の一生」
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死んだはずの文豪・芥川龍之介から、新思潮へ原稿が届いた。 同じ頃、帝都東京の水辺には、“芥川龍之介”に似た正体不明の存在が現れる。 それを追うのは―― 文壇の末席に座る文士。 “芥川龍之介”を求める高等遊民の使い。 怪異を排除しようとする特高関係者。 そして、死んだ文豪を追い続ける一人の読者。 四つの異なる立場から“芥川龍之介”を追い、その正体を、そしてその行方を決める物語。 「彼は一体、誰なのか?」 その答えは、シナリオには用意されていない。
シナリオ概要
プレイヤー人数:4人 プレイ時間:ボイスセッションで3~5時間程度 PC経験点:0~15点 ステージ:ウィアードエイジ/1930年代帝都東京 使用ルールブック: 基本ルールブック1・2、インフィニティコード、エフェクトアーカイブ、リンケージマインド 『ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 帰ってきた快男児』 ※サプリメントは卓の環境に応じて調整可能です。
このシナリオについて
本作は、PCの選択によって展開と結末が変化するマルチエンディング型シナリオです。 特にクライマックスでは、PC③の選択によって戦闘の構図そのものが変化します。 そして最後に待っているのは、 “芥川龍之介”を何者として定義するのか。 という問い。 彼を芥川龍之介として認めるのか。 別の何かとして扱うのか。 あるいは――倒してしまうのか。 このシナリオには、あらかじめ決められた「正解」はありません。 PCたちの判断によって、同じシナリオからまったく異なる結末が生まれます。 そのため、GM・PLともにダブルクロスのセッションにある程度慣れている方向けの、自由度の高いシナリオとなっています。 PC同士の意見が食い違ったり、PL自身が設定や展開を定義したりする場面もあります。 GMには、状況に応じたアドリブや、PLの選択に合わせた柔軟な進行が求められます。 そのぶん、五人で卓を囲んだからこそ生まれる、**「この卓でしか存在しない物語」**を楽しめるシナリオです。
PCハンドアウト
PC①:新思潮末席文士 死んだはずの芥川龍之介から届いた原稿を、掲載するべきか判断する。 PC②:高等遊民の使い 主人の命令に従い、“芥川龍之介”を確保する。 PC③:特高関係者 帝都の治安を脅かす怪異、“河童”を排除する。 PC④:芥川龍之介の読者 葬儀で目撃した“芥川龍之介”の姿を追い求める。 四人は同じ“芥川龍之介”を追いながら、それぞれ異なる目的を持っています。
GM・PLへの注意
本作は初心者向けの一本道シナリオではありません。 「PLが何を選ぶか分からない」ことそのものを楽しむタイプのシナリオです。 GMは、PCの選択によって戦闘や展開を組み替える必要があります。 ダブルクロスのルールやセッションに慣れていない場合は、GMが選択肢を提示するなど、適宜サポートすることをおすすめします。 また、PC④には作中で原稿を朗読する場面があります。 求められるのは朗読技術ではなく、四人の中で最も中立的な立場として、その文章を読むことです。技術の有無にかかわらず、あらかじめ了承のうえハンドアウトを決定してください。
帝都を彷徨う“芥川龍之介”は、何者なのか。 その答えを決めるのは、GMでも作者でもない。 あなたたちです。 ダブルクロス The 3rd Edition 「或る河童の一生」 ――君は、その名を与える。
