ドラゴン×百合×SFアンソロジー『Drakainae Orbium』
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「ドラゴン」「百合」「SF」をお題にしたオリジナル短編小説アンソロジー 『Drakainae Orbium(ドラカイナエ・オルビウム)』 戦時下日本から古代ギリシア、文化大革命時代の中国、死霊を労働力にする神聖帝国、アマゾンの密林まで。竜と女たちをめぐる九つの世界を収めた、300ページのドラゴン百合SFアンソロジーです。全9作品を収録(うち2作は公募採用作品) ■初頒布:2026年11月8日文学フリマ東京43(ブース:い-51〜52) ■仕様 :A5/2段組/300ページ/表紙・背表紙タイトル銀箔押し ■価格 :2000円(通販価格) イベント終了後から順次発送 ※2026/10/26 追記 購入いただくと本文PDFデータの無料ダウンロードが可能です。 ※2026/11/5追記 イベント(文学フリマ東京43)後に残部を通販に回す予定ですが、会場で売り切れた場合は事後の通販はありません。ご了承ください。 ■参加者・作品情報(順不同) 織戸久貴(おりと・ひさき)/「虚ろの舟」/@nanamenon 昭和19年、戦時下の日本。高等女学校に通う葉那は別のクラスの志穂と交換ノートをはじめる。だが、胸の内を伝えられぬまま、ある事件で志穂は自主退学、葉那もまた疎開の名目で福知山に。動員先の工場で働く中、葉那は夜の桑畑で同じ寮の学生・章子に呼び止められ……。綿密なディテールにより戦時下の少女たちの痛みと連帯、祈りを描く百合SF。公募採用作品。 超田デルソル(こすた・でるそる)/「ポリュクラテー」/@DXLXSXL 奴隷の女海賊ザンデッサと、その主人たるサモス島の女王ポリュクラテー、エジプト人の相談役メルスアンク。エーゲ海の島々を巡り「沖の執政」と呼ばれる翼ある大海蛇を追う彼女たちの冒険譚は、やがて世界のありようさえ転回させる真実に繋がっていく――古代ギリシアを舞台にした大活劇であると同時に、文字通りの〈歴史改変〉百合SF。公募採用作品。 糸(いと)/「機械人形は龍姫の薬指にくちづける。」/@itomaki_ito 永年にわたり龍華国の大河をしずめてきた生き神《龍姫》。次代の御神体・九姫のもとに現れたのは、三百年にわたり御神体を護送してきた機械人形《金星》だった。だが、「わたくしには心がない」と語る九姫は、龍姫になる気はないと告げる。任務のたびに記憶をなくす機械人形と死を望む姫の、みじかい旅路。《心》なき少女たちのかけがえのない交感を描く中華風百合SF。 識島果(しきしま・はたす)/「バベルを上る」/@ledonis4 地球外から到来した「竜」によって人々の言葉が引き裂かれた世界。「バベル症候群」を研究する言語学者クロエはアマゾン奥地で遭難し、奇妙な言葉を話す集落で目を覚ます。アシスタントAIとともに集落の言語の謎と「シャボリ・ブランコ」の噂を追うクロエは、かつて別離した友人ゾーイの記憶を思い返していく。密林の奥で見出した思慕と祈りの言語学百合SF。 巨大健造(きょだいけんぞう)/「プライム・プライム・プライム」/巨大圏3 megasphere3.com 遠戚はでかい竜だった――。彼の葬儀で出会った三人の少女。学年一の美貌のクモ、本家の若き当主にして幼竜のスイト、やがて竜王となるまあれ。スイトとのキスで未来を垣間見た彼女の、出会い、放埒、そして野望。六十年後、クモの死出に際して元竜王まあれが語りはじめたのは、三つの青春(プライム)のこと。時間と星をまたぐ青春百合SF。 坂永雄一(さかなが・ゆういち)/「聖ヒルダの御名において」/@SeleniumGhosts 創造論が証明された別の宇宙の1830年、神聖帝国属国カッシテリデス島。異端的な進化論のアイデアを抱く若き令嬢エマは、化石掘りのベテラン・ヒルダの薫陶を受けながら、化石の研究に没頭する。巨大な「竜」の化石を発見した彼女たちに、化石の産業的可能性に目をつけた産業界、異端学説を取り締まる審問兵団が迫る。オカルト古生物学パンク百合SF。 盲管(もうかん)/「紅衛聖母と龍乙女」/@mokan2023 中ソ核戦争の危機が迫る1969年、夏。〈紅衛兵の聖母〉と謳われた王英とともに雲南の女子紅衛兵組織を率いてきた李烈琴に、国務院からの密命が下った。目標は故郷の聖山。若き登山家として、〈龍乙女〉として、山岳部隊の精鋭さえ退けた未踏の岩壁に烈琴は挑む。歴史の裏面に迫る秘史にして、凄絶な時代を駆け抜けた二人の少女の軌跡を描く、歴史百合SF。 梶つかさ(かじ・つかさ)/「龍の井に眠る」 《大災害》から千二百年、龍神の化身を祀る井戸を抱えた山間の村。冴香の姉・葵は、龍神の呪いから村人を救うために自ら井戸に身を投じた。だがそこに、十年前に村を追われたもうひとりの姉妹・伽耶が、姉を取り戻すために帰ってくる。龍とは、呪いとは、儀式とは。謎と因習に満ちた村で、確執と想いはどこに行き着くのか。人身御供の物語を再解釈する姉妹百合SF。 阿部登龍(あべ・とりゅう)/「鱗光」/@abe_dragonslay 森の全てはプラグしている。唯一の葉族である父を亡くしたメーヴは、幹族の禁忌を侵したゆえにプラグを禁じられ絶対的な孤独を味わうが、亡父の騎竜クーリーカーを世話するうち、彼女とのプラグなき交流を望みはじめる。だが、それを阻むように戦火は集落に迫りつつあった。全てが繋がる森の暗闇にあってなお、他者という光を探すドラゴン義母娘百合SF。 装画:鳥住ヨモ(とりずみ・よも)/@_ke_da_ma_










