2019年9月22日(日)に池袋サンシャインシティで開催される技術書典7で書籍版の「エンジニアの心を整える技術」を頒布します。 技術書典7 サークル詳細ページはこちらから: 【き31D】からまげ@うまうまだよもん https://techbookfest.org/event/tbf07/circle/5728090902757376 ―――― 【無料お試し版】「エンジニアの心を整える技術」はこちらから: https://booth.pm/ja/items/1315271 技術書典6 サークル詳細ページはこちらから: 【か45】からまげ@うまうまだよもん https://techbookfest.org/event/tbf06/circle/44420005 技術書典6に来てくださった方ありがとうございます。 書籍版は早々に売り切れてしまって申し訳ないです。 PDF版の購入を何卒お願いいたします。 読者からの感想は以下のnoteにまとめています。 https://note.mu/karamage/n/n39f4cc266ba9 本書は、ITエンジニアの「心」について書いた本です。 IT 業界って肉体的にも精神的にも辛くてキツイ職場が多いですよね。 そんなことないですか? 最近だとエンジニアに優しいホワイトな企業も徐々に増えてきているみたいですね。 しかし、劣悪な職場環境におかれたエンジニアは、うつ病になって休職したり、辞めてしまう人が多いです。 また、心の問題を抱えたまま働いている人も多いです。 本書では「心を整える技術」として、具体的に以下のようなことを書いています。 • メンタルの弱い私が IT 業界でこの先生きのこるための技術 • IT 業界で心を壊さないための技術 • エンジニアが今この瞬間を生きるための技術 • IT 業界で役に立つアドラー心理学...などなど 心はソフトウェアと同じで、形がありません。 エンジニアとして、日々、仕事を続けていく中で、心が乱されると、パフォーマンスが著しく下がります。 本書には、心を整えて、マインドフルネスな状態で仕事に取り込むにはどうすればよいかを説明しています。 その方法論を多くの人に知ってもらうために今回、執筆にチャレンジしました。 もっとも伝えたいことは、 エンジニアは心に問題を抱えていると、いくら技術やスキルを持っていても仕事の成果は出ないということです。 技術者として持っている能力を発揮できないです。 「エンジニアの心を整える技術」を読むことによって、心がリファクタリングされ、日々の仕事が充実したものになることを願っています。 目次 第1章 「心を整える技術」が必要な理由 1.1 憂鬱な月曜の朝 1.2 はじめに 1.3 心を整えることができないと仕事もうまくいかない 1.4 本書について 1.4.1 心のリファクタリング 1.4.2 マインドフルネスは、エンジニアの不安やストレスをやわらげる 1.4.3 アドラー心理学は、人間関係で悩むエンジニアにオススメ 第2章 メンタルの弱い私が IT 業界でこの先生きのこるための技術 2.1 メンタルの弱いエンジニアは多い 2.2 心を整える前に、職場環境を変えよ 2.3 My炎上プロジェクトの体験記 2.3.1 突然、火を噴くプロジェクト 2.3.2 月の残業時間200時間超えが続く 2.3.3 怒号が飛び交う現場 2.3.4 突然泣き出すプログラマ 2.3.5 会社から逃亡して行方不明 2.4 エンジニアの心が折れる瞬間 2.5 生きづらさと向き合う 2.5.1 世界の解像度が落ちる 2.6 ワイ、SIerから異世界転生する 第3章 IT 業界で心を壊さないための技術 3.1 IT技術者はメンタル不調な人が多い 3.2 エンジニアのメンタルがヤバくなる兆候 3.3 IT技術者の不足 3.3.1 2030年にIT技術者が40〜80万人不足 3.4 ITの現場は戦場だ 3.4.1 人月という名の現代の奴隷制度 3.5 SIer 3.5.1 「システムエンジニア」は「エンジニア」ではない 3.5.2 Excel方眼紙 3.5.3 SES 3.5.4 偽装請負 3.6 人手不足で一人一人の負担が大きい 3.6.1 常に納期に追われる 3.6.2 バグなどの突発的システムトラブル 3.7 ウォータフォール開発 3.7.1 不確定要素の多い仕様変更 3.8 IT業界で心を壊す環境四天王 3.8.1 ストレスが多すぎる 3.8.2 残業、⻑時間労働 3.8.3 低賃金 3.8.4 対人関係が最悪 3.9 転職のすすめ 3.9.1 いつでも転職できる状態を保つことが最強 第4章 エンジニアが今この瞬間を生きるための技術 4.1 サーチ・インサイド・ユアセルフ 4.1.1 Googleのチャーディー・メン・タン 4.1.2 一日ひと息だけ、これから一生やること 4.1.3 マインドフルネス瞑想の効果 4.1.4 瞑想のコスパは最強 4.2 かんたん!1分でできるマインドフルネス瞑想 4.2.1 Googleでもやってるマインドフルネス瞑想 4.2.2 メタ認知力 4.3 プログラミングの一休みにマインドフルネス瞑想 4.3.1 プログラミングの途中で適度に休息を取ろう 4.3.2 通勤電車の中でもできるマインドフルネス瞑想 4.4 ランチのときの食事瞑想 (マインドフルイーティング) 4.4.1 海原雄山のように食事する 4.5 ランチ後に歩行瞑想 (マインドフルネスウォーキング) 4.6 コードを打ちながらタイピング瞑想 (マインドフルネス・タイピング) 4.7 寝転がりながらできる身体感覚瞑想 (マインドフルネス・ボディスキャン) 第5章 IT 業界で役に立つアドラー心理学 5.1 マインドフルネスとアドラー心理学の共通点 5.2 原因論から目的論へパラダイムシフト 5.2.1 私がコミュ障なのはパソコンオタクだったのが原因? 5.3 劣等感にさいなまれるエンジニア 5.3.1 エンジニア的劣等コンプレックス 5.3.2 技術マウンティングは劣等コンプレックスの裏返し 5.4 エンジニアの自己受容 5.4.1 不完全である勇気、失敗する勇気 5.5 すべてのシステム開発の問題は対人関係である 5.5.1 システム開発における「課題の分離」 5.5.2 自分の課題、他人の課題を分ける 5.5.3 バグを憎んで人を憎まず 5.5.4 他者の期待を満たす必要はない 5.5.5 他者の課題に土足で踏み込まない 5.6 若手エンジニアを育てる 5.6.1 しかってはいけない、ほめてもいけない 5.6.2 評価ではなく、感謝する 5.7 エンジニアの承認欲求を否定する 5.7.1 プログラミングで承認欲求が満たされる? 5.8 対人関係で傷つくことを恐れないために 5.8.1 エンジニアの約束された勝利の剣 5.8.2 自己肯定感を上げるために小さな成功体験を積む 5.9 「嫌われる勇気」でエンジニアとして正直に生きる 5.9.1 エンジニアの「人生のタスク」 5.9.2 クソをクソと言える素晴らしさ 5.10 「共同体感覚」を持って、問題に立ち向かう 5.10.1 心理的安全性 5.10.2 「問題」VS「私たち」