
そうだ、ゲームミュージックのひとに訊こう!【増版分】
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書籍「そうだ、ゲームミュージックを聴こう!」非公式続刊。 「そうだ、ゲームミュージックのひとに訊こう!」全56ページ。 #ゲームレジェンド32初出展 ゲーム音楽のコンポーザーインタビューに特化したウスイホン。 ■「そうだ、ゲームミュージックのひとに訊こう!」直近の出展予定: 11/2 MI68:中の人がスタッフとして参戦するため、本部委託(先行頒布) 11/3 ゲームレジェンド32:「スカラベ チーム」出展 11/3 サンシャインクリエイション:G-07a「銀河帝国書院」様に委託
■訊きにいった人:(敬称略)
キノコ国本剛章(ハドソン/フリー) 弓削雅稔(東亜プラン/TATSUJIN) 上村建也(東亜プラン/U-Brand) 増子津可燦/増子司(テーカン/アトラス/エムズファクトリー) WASi303/佐藤哲郎(サクセス)
■まえがきのようなもの
拙作「そうだ、ゲームミュージックを聴こう!(マイクロマガジン社刊)」発刊から、実に20年近くの歳月が経過しました。某マケプレで高値がついたり、未だ探し求めてくださっている方がいらっしゃるという話を聞くにつけ、感謝の念にたえない状況であります。以後、ゲームミュージックについて言及した書籍が多数出版された現状を鑑みるに、拙作は商業誌としての「新たな呼び水」程度にはなったものと自負しています。 しかしながら、一時期フリーでライティングの仕事を続けてはみたものの、拙作の続刊を企画する機会には恵まれず、昨今の出版不況を鑑みるに「三十路過ぎてガンプラいっこ買うのに躊躇する」生活に嫌気がさして、一度は出版業界を離れてITドカタに身をやつしたりバイク乗りに転身もしました。相応の斜怪人としての常識と立場の代償は、人生二度にわたる「ITドカタがよく罹るアレ」と、不惑を過ぎてから襲いかかる病魔との闘いでもありました。 でもって、ロスジェネ世代筆頭としてこうむった被害に対するすべての責任をお国にひッ被せてひと足先にドロップアウトするも、老いた兵士がよく陥る「戦場ロス」に限りなく近い社会不適合者の様相が現実味を帯びてきたある年の年末、師匠よりもたらされた一本の電話で「溜まっていた何か」が鎌首をもたげてくることになります。その内容は、こうでした。 「俺たちは20年の時を経て、“あれ”を現代によみがえらせた……次は貴様の番だ。クリエイターたちには、もう時間がねェ。行くならさっさと話を訊きに行きやがれッ!(意訳)」 折に触れて、対象のコンポーザー諸氏、自身ともに「お互いに残された時間が少ない」こと、俺がコンポーザー諸氏にきちんと話を聞きに行ける位置にいる「数少ない人間」のひとりであること、滔滔と吹き込まれ……かつての想いを再び抱き、俺自身が動き出すにはそう長い時間は必要ありませんでした。 という半分フィクションのような経緯で編纂を開始し、、今年に入ってから半年近くもの間 「今年、一発やらかします」宣言まで出したものの、いろいろとな障害と作業の遅滞が起こりりつつも、ここにようやく形にすることができました。 ご高覧いただけたら幸いです。 スカラベ チーム/飴尾拓朗