苦い思い出を喚起させるとともに、ラストについても評価いただいています 人気もない、興味も持たれない。 目立たないけれど、確かに存在する、 男子高校生の青春小説。 地方都市の中高一貫の進学校 英(えい)は郊外の中学から入学してきた数少ない生徒のうちのひとり 教室で馴染めない英に声をかけてきたのは、色白で細く、背の小さな、あどけない顔をした少年、一(はじめ) 意気投合したかに見えた二人だが、育った環境の違いや、それぞれに異なる肉体、心の成長に戸惑い始める。 学校に馴染めないまま、それぞれ別々の道を彷徨った末に、ふたりは何を見出すのか ※初出『はこにわ』(生きづらさ合同アンソロジー/コミティア) ※高校一年・三年の物語を収録(完結) 高校二年の物語は後日頒布の可能性あり ※追加エピソードを挟み込めるよう、簡易製本仕様 ※長編