図案

・「仲夏夜之夢」藍・枷葉　2018作 古い作品ですが藍と枷葉の完成性がシンプルに出てるので好きです。 この二人はフェイント掛け合っても最後までバディとしての絆を保ち続けてほしいものです。 やっぱり虫とか自然とか仕事とは関係ないところで楽しく話しているイメージもあります。蚕かわいいですからね。 ・「胭脂」藍　2020作 誕生日のイラストでした。普段よりベリショ気味にしてマニッシュに仕上げたんですが 赤が入るとグッと色気が出る。 藍は英訳するとIndigoですが、その昔「Blueよりさらに絶望的な気分」を西洋のジャズメンたちがIndigoと言い始め、Mood Indigoという名曲が生まれたという歴史があります。 藍はずっと、死ぬまでその悲しい憂鬱と戦い続けないといけない。その名前を鬻いだのだから。 小さくて癇癪持ちで子供っぽい割に色気もあるって所が藍の魔性というか、赤が混ざった青の、血の通った青の宿命なのです。 ・「Waiting for the Clouds」楓・鵠　2019作 Nujabesの名曲のイメージ。このコンビに流れる辛辣で重い、とりとめもない感情と空気感よ… 粗はあるけど好きな絵です、ゾッとする。 ・「冷月光」赤穂　2019作 時計のタイアップで描いたイラストですが逆行や熱帯魚やら描いて楽しかった思い出。 ムーンライトクーラーってシャバいカクテルがあって結構好きなんですが、そのイメージがある。ナイトクローラー… ・「First in Last Out」聡　2019作 Nujabes再び。この曲は歌詞が良い。 最初を掴み取ったやつが最後まで残る、つまり物事の火蓋を切った人間がその結末を見届ける。最後の一人になり、遂に自らが死ぬ瞬間まで生き残る。 この蝶はテンジクアゲハという私の大好きな実在する大蝶です。