ゆっくり変わる生活と痕跡のための短歌集。 第二十八回文学フリマ東京にて頒布。 ２０１９年発行 糸綴じ手製本、A6サイズ 本文５２ページ ◆ ものごとは身じろぎをするように少しずつ変わり、どんな形を経てきたかあやふやになっていきます。この本にまとめたのは、そういう痕跡の端々に貼ってきたささやかな付箋としての短歌です。 （あとがきより） ◆ 八月が夏の気配に泣き疲れ眠るみたいにして来る九月 うたた寝は祈りと同じ形して薄明時を走る電報 一人ずつ欠けてそろりと風になる 終電、君の軽さは正義 ◆ ◎スマートレターにて発送いたします。送料別。 ◎イベントでの販売価格とは異なります。（2025年、原材料等高騰のため料金を改めました）