【仕様】
文庫サイズ/120p
【作品紹介】
『郁さんは僕を日向とは呼ばない。自分でつけた名前のくせに。』
都心から少し離れた、商店街のある下町で、ひっそりと身を寄せ合う二人。九歳年の離れた彼らは、親子でもなく、兄弟でもない。彼らを結ぶ繋がりは彼らの他に誰も知らない、ーー閉じた世界に逃げ込んだ二人の穏やかな逃避行を描く、文庫サイズの中編小説。
【収録】
1.「猫は嫌いだな」
2.「ばーか。違えよ」
3.「なんでだろーね」
4.「帰んなくていいの?」
5.「いい子にしてろよ」
※画像は表紙(作:グロスケ氏)とサンプルです