375いらすとますて ふしぎちゃん
- 1,000 JPY
自分用にあまりに作成したく、ついにやってしまった作品です。 オリジナルキャラクター「ネフォリ」のアホほど高いマステです。 ネフォリ・ロングウェイ 過去編に登場するキャラクター。 ~~~ 幼いネフォリは、その日も「おべんきょうの時間」でした。むずかしい言葉をたくさん覚えて、たちふるまいやお茶の作法・・・来る日も来る日も、「おべんきょうの時間」。両親の期待を超えられるように、一生懸命したつもりでした。「この崇高なロングウェイ家を継ぐ者として相応しい気品を身に付けろ。そうでないとパパが外で恥をかくからな。」これが、父親の口癖でした。でも、ネフォリは終ぞ期待に添うことができませんでした。なぜなら、ネフォリには生まれつき不思議な体質があったのです。 ──集中すればするほど。頑張れば頑張るほど。 その集中が切れた際、脳がバチンと断線するように落ち、突発的に寝てしまう体質。 たとえそれが、どこであっても。 机に突っ伏すくらいならマシな方で、廊下でも。お庭でも。おとうさまに連れて行ってもらった社交場でも。 これが生まれながらの体質であるというとこは、両親すら知りませんでした。 ~~~ 母親は「赤子のときにはよく寝てくれて手のかからない子だったわ」と可愛がっていたのが、歳が上がるにつれて父親の影響で冷たくなってゆきました。やがて父親は"「おべんきょうの時間」に毎度決まって寝る"ネフォリを見限り、国の中でも厳しくて還る者がいないとされる魔法隊の育成機関に入隊させることにしました。新たに、ネフォリとは違ってたちふるまいやお茶の作法がよく出来る「養子」を迎えて───。 「こんにちは。おにいさま。このお家は、ぼくがりっぱにしますから。」母親の両手は、その養子の両肩にぽんと優しく添えられていました。ああなんで、こんなことに。 ネフォリは独り、魔法隊育成機関の鉄格子をくぐります。重い鉄格子が閉まると同時に両親と養子は背を向けて、「さぁ、帰ったら何を食べたい?」などと楽しげに会話をしながら消えました。 幼いネフォリは主張の術を知らず、また何か言っても所詮無意味だと悟り、全ての感情を重い鉄格子のように閉ざすことにしたのです───。 ~~~ 入隊したのは10歳に満たないときだった。20歳になって、身長は180cmを超えるほどに成長した。心の中はポッカリと穴が空いたまま、周りの連中は「あいつは何を考えているのか分からない」「腑抜けだ」「サボリ魔め」「"元"いいとこの坊っちゃんだか知らんが、いい迷惑だ」、と。そういった言葉は全て聞こえているんだけど、極力聞こえないフリして関わらないようにした。好きに言わせておけばいい。そんなことより自身の体質をもっと見極めて、調整する必要がある。「そっちに注力しないと…。」魔法隊は長年温めてきた進行を終結すべく、大部隊を編成中だった。 隣国との戦争に魔法隊として駆り出され、戦闘の度に実戦形式で自身の実力を知ることになった。「味方が弱すぎて自分だけ生き残ってしまう…。こんなにも守りの魔法を連発しているのに。」戦場で目を覚ますと、あの頃陰口を言っていた連中が周囲で絶命している。たとえ他に味方の生き残りがいても、決まってみんな全ての原因や罰をこちらになすりつけた上で、まるで自身で戦果を揚げたと言わんばかりに報告・昇級しては目の前から消えてゆく。まったく浅はかなシステムだ。一方こちらは万年最下級で、魔法隊内ではお荷物と言われてる。「別に、最下級でもどうでもいいけど。でも・・・。もっと何にも縛られず、自由に生きれたらいいのに。」そう起き上がって今日も虚空を眺めた。 ~~~ こうして、その魔法力と抑圧してきた自由な意志は、後に戦争の終結とともに敵兵である一人の男の命を救うことになる。 救った男の名は、「ヴェノミス」。 よく喋り、よく人の話に耳を傾けるその男は、次第にかけがえのない存在になっていく。 まるで重い鉄格子が、一本一本音を立てて丁寧に外されていくかのように。十年以上、人に対して極力無感情・無関心を貫いていた感情ひとつひとつが哀しく想起され、 空虚だった心には いつしか柔らかな日差しと青空が広がっていた───。 ~~~ ※このマステは、感情が芽生えて「よく見ると実はいろんな表情をしているネフォ君(あだ名)」の図だよ☆ byヴェノミス 【ネフォリの特徴あれこれ】 ①他人からはこう見える ・常に眠そう。 ・無表情で何を考えているのか分からない。 ②味方からはこう見える ・体格の良さと軍隊仕込みの鍛え方で、タンカーにもなれる体力。 ・魔法力がズバ抜けているが、集中力が切れると戦闘中でも寝る。 ・(眠る期間は幼少期よりも次第に伸びており、)2~3日眠ったまま起きない。 ③友人からはこう見える ・寝ている間の呼吸や表情はとても安らかで、魔法力や傷の回復が早く、洗いたてのシャボンのようないい香りがする。床ずれとかしない。 ・魔法が成熟し始めると、ときたま頭痛に悩むようになる。具合が悪いときは上記の場合で寝ているときでも表情が苦しそう。 ・寝ていた分を取り返すため、実は陰で超ストイックな鍛え方を毎回している。 ・仲良くなると、おおらかな大型犬がいるかのような存在感と安心感(SEC○M)。 ・基本おとなしいが、考えははっきりしていてズバッと言うことも。好きと嫌いがハッキリしている。 ・他者との距離感がズレており、間合いの詰め方が時折めっちゃ雑近おかしい。(by仲間のツイスより) ・味方がやられそうな時、無意識下で身代わりの術を発動したことが過去2回あり、ヴェノミスに「二度と使うな!!」と初めて怒鳴られる形で厳重注意されて泣いたことがある。(1度目は魔法隊の派遣先である剣士隊の上司に、2度目は弟子のツイスを守るため。) ・魔法隊のときは上下関係が厳しく業務的な話し方に徹していたが、心許した今の仲間の前だと彼の素である幼稚な口調になる。 「うん」「すき」「いやだ」「(この感情が何か)分からない…」「ごめんね…」を多用する。たまに母国語で「いい子」「わるい子」と言っている。 ④補足 ・過去編キャラだが、その後は一人旅(後に弟子が追いついて二人旅)をしている。誰かさんの影響で顎鬚を生やしてみたり。その人の息子君に出会うまで願掛けで髪を伸ばしたりしてみている。 ・幼少期~魔法隊にいた頃は周りと馴染めず無感情に徹していたが、今では信頼できる仲間と過ごす時間がかけがいのないものだと感じており、時折それが温かで嬉しくて陰ながら微笑していることがある。 ------------------------------------------------------ ※この商品はpixivFACTORYで作られた商品です。サンプル画像は完成イメージのため、実物と異なる場合があります。
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- マスキングテープ - テープ幅 15mm2024-05-29